在宅勤務やリモートワーク、外出先で仕事をしていると、会社の社内システムにアクセスできないと本来の業務をすることができません。
そんな時に「VPNに接続して下さい」と会社から指示があるかと思います。
この記事では初心者の方向けにVPNの基礎知識をご紹介します。
この記事は下記のような方の参考になる内容になっています。
VPNとは
VPNが何かわからないという方のために、VPNに関する基礎知識をご紹介します。
VPNは、「Virtual Private Network(仮想プライベートネットワーク)」の略称です。
インターネット上での通信を読み取られないようにすることで、プライバシーやセキュリティを高める技術です。
個人の利用者でも公衆無線LAN(フリーWi-Fi)を利用する際に、VPNを使います。これは、フリーW-Fi自体が不特定多数が接続できる環境で、第三者に情報を盗まれるリスクが高くなるため、セキュリティ対策としてVPNを使っているのです。
一方で、今回ご紹介するVPNは、企業などで働いている従業員を想定した用途について記載致します。
どんな時にVPNが必要になるのか
VPNは、オフィスや企業などの社内システムに安全にアクセスするために利用されます。
社内システムとは、基幹システム(人事・給与・勤怠・販売管理・生産管理など)やファイルサーバーなどが挙げられます。※勤務先の企業ごとに異なりますので、あらかじめご了承ください。
企業はこれらの社内システムのセキュリティの安全性を担保したいため、基本的には社内からのみアクセスを許可し、社外からはアクセスできないようにしています。
しかし、これでは、リモートワークや外出先の従業員が、社内システムにアクセスできず、本来の業務をすることができません。
そんな時に、VPNを使うことで、リモートワーク中の自宅や、外出先からでも社内システムに安全に接続することができます。
一方で、VPN無しでも社外から社内システムにアクセスできる場合があります。
それは、下記などの場合です。※こちらも勤務先の企業によって異なりますので、ご了承ください。
- 社外にも公開しているシステム(社外ユーザーもアクセスする必要があるなどの理由)
- クラウドサービス(Office365 / Zoom / Boxなど)
従業員側でこれを確認する方法は、VPNを利用せずに外出先から各社内システムにアクセスをしてみて、問題無く利用できれば、VPN不要なシステムです。
VPNが繋がりにくい・不安定になる理由
VPNを利用していると、VPNに繋がらない・遅い・不安定になるなどのトラブルが発生します。
これは、VPNを利用するために、企業側がVPNサーバーというものを導入しているのですが、そちらのリソース不足だったり、VPN利用者が集中しているなどの理由が挙げられます。
根本的な解決としては、企業側でVPNサーバーの負荷を分散するなどの対策が必要になってしまうのですが、従業員側でできる対策をご紹介します。
- VPNを再接続してみる。
- ネットワーク(無線LANやWi-Fi)をON/Offしてみる。
- パソコン本体を再起動してみる。
- 時間帯を開けて、VPN接続する。(しばらくの間、VPNを必要としない業務をする)
まとめ
今回は、初心者の方向けにVPNの基礎知識をご紹介をしました。
在宅勤務、外出先での業務時にぜひ参考にしてみてください。
- VPNとは
- どんな時にVPNが必要になるのか
- VPNが繋がりにくい・不安定になる理由
さいごまで読んで頂き、ありがとうございました!
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